はじめまして。みずなと申します。
年齢:50代半ば
性別:女性
職業:保育士
私は現在、週5日6時間のパート勤務で仕事をしています。
タイトルにもある通り、私はなかなか仕事が長く続かず、今の仕事に辿り着くまでに転職を繰り返してきました。
今回はそんな私が今の働き方に辿り着いた経緯をお話しします。
経歴
私は大学卒業から結婚するまでの4年間は正社員として働いていました。
その後、出産・育児を経てから30代半ばで再び社会に出て働くことになりました。
再就職先は、1年ごとに契約が更新される事務のフルタイムパートです。
働き始めた頃は「ブランクがあるから」「まだ子どもが小さいから」という理由もあったのですが、その後も正社員になることなく短期間の契約での勤務を続けた後、私は派遣会社に登録しました。
派遣された会社での仕事は経理事務でした。
転職活動にも疲れていて今度こそ長く働くことを希望していた私ですが、その会社も3年で辞めてしまいました。
保育園で働き始める
経理事務の仕事を辞めてから数か月後に、資格無しで勤められる「保育補助」という仕事をハローワークで見つけました。
保育園で働くには資格が必須だと思っていましたし、本当に資格・経験なしで勤まるものかと不安でもありましたが、それでも、保育に携わる仕事に興味が湧き思い切って申し込んでみました。
実際に働き始めると、体力的にもきつく今までの業務内容との違いに戸惑いもしましたが、保育の仕事はそれ以上に楽しいものでした。
若いころには想像もしなかったことですが、保育の仕事は意外にも自分に向いていたようです。
私は保育士の資格を取得しました。
時短勤務を申し出る
冒頭でお話ししたように私は今時短で働いています。
4年間はフルタイムでの勤務でしたが、責任の重い仕事に、人間関係への配慮、さらに低下する体力。特に腰への負担。
年々仕事は辛くなってきました。
人手不足ですから、どこの園でもフルタイムで働ける人を望んでいる。
そのことは、私も実際に働いていてよく分かります。
それでも私は短時間での勤務を希望しました。
以前の職場で失敗しているからです。
以前の職場で仕事が続かなかった
派遣会社から紹介された仕事は経理事務でした。
思っていた以上に難易度も専門性も高い上に、業務量も多く、初日からかなりの仕事量を言い渡され、定時で終わることもなく当たり前のように残業をする日々が始まりました。
私にとってはかなり負担の大きい業務内容と労働時間に不安はいっぱいだったのですが、職場の方たちはとても親切でしたし、また、残業がある分以前よりも収入が上りました。
私は、仕事内容はハードだけど、良い会社だし、正社員ではなくてもこの職場で頑張って長く働きたいと思いました。
派遣会社から派遣されたからには、相応の社会経験・知識があるものときっと思われていることだろう、派遣先の方にも派遣元の方にも失望されたくない、そんな気持ちから私は必死で業務をこなしました。
資格に関しては特に問われていませんでしたが、仕事と家事の後に勉強をして簿記2級を取得しました。
毎日大変でしたが、仕事内容への理解が深くなることには喜びも感じましたし、派遣元の方も評価してくれて、時給を上げる交渉もしていただき、大変ありがたかったです。
へとへとになる日もありながら、私は仕事を続けました。頑張った分達成感もあったし、収入も上がる、それに加えて派遣先や派遣元の方たちが評価してくれることが嬉しかったのです。
退職へ
ところがある日、急に心が重くなりました。
特に大きなきっかけがあったわけではありません。
繰り返しやってくる決算、この日々いつまで続くのだろう?そのような考えが浮かび、気持ちがふさぎ込んでしまったのです。
一時的なものかと思いましたが、全く回復はしませんでした。
鬱々とした気分で数か月を過ごした後、更新の時期がやってきて、私は残業続きで負担が大きいということを表向きの理由として更新をせずに退職しました。
自分はどうしたいのか
以前の職場で私は、勝手に頑張りすぎて、一人で抱え込み疲弊してしまいました。
自分の本心を無視して、本当はストレスに弱いのに、そのことを自分で認められず「克服しなくてはいけない」と気負っていました。
派遣元との面談でも私は「大丈夫です。何も問題はありません。」と伝えていました。
全然大丈夫ではなかったのですが、心配されることや、失望されることが嫌でしたし、格好悪くて言えなかったのです。
会社の方にも仕事の内容については質問や確認をしても、それ以上の相談はしませんでした。
とにかく周囲からの評価を気にしていました。
バリバリ働けると格好良いですよね。
でも私にはそれは出来ないようです。
私は、メンタルは弱いし、無理は続かない、仕事を続けるためには負担を減らす必要があります。
以前の職場での経験を通して、そのことがよく理解できました。
職場にとっては都合が悪いことだろうけれど、自分にとってフルタイムが負担であることを伝えよう。
私は短時間勤務に切り替えてもらえるよう申し出ました。
希望を伝えた結果、今の時短での勤務に変更してもらうことができました。
ありがたいことに希望の時間帯まで聞いてもらえました。
収入は少なくなりましたが、私は今の暮らしと働き方が気に入っています。
自分が納得できる働き方を
自分の弱点を認めることも、職場への相談も私にとっては勇気のいることでした。
でも、勇気を出して伝えて本当に良かったです。
失敗を通して私が学んだのは
ネガティブな面も含めて自分の本心を見ること
どうしたいのか自分で決めること
周囲に正直に誠実に伝えること
です。
今は働き方も多様化しています。
もし仕事に辛さを感じた時には、少し時間をとって自分と向き合ってみてください。
そして、自分が納得できる自分なりの働き方を探してみてください。
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