「毎日ノルマに追われてしんどい。」「やめたいと思うのは甘えなのかな。」と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
はじめまして。ライターの後藤と申します。
私も以前の職場で、理不尽な叱責とプレッシャーに追われ、毎日が苦しくてたまりませんでした。
しかし転職した今、あのとき一歩踏み出して本当に良かったと感じています。
仕事をやめたいと思うことは、決して甘えではありません。
この記事では30代で転職した私の体験をもとに、後悔しない選択をするために大切なことをお伝えします。
今つらい気持ちを抱えているあなたの、心を整理する一歩になればと思います。
転職を考えたきっかけと、今の職場を選んだ理由
私は現在、介護福祉士として働きながら、兼業でWebライターをしています。
有料老人ホームでの仕事はお客様の食事や入浴のサポート、日常生活のお手伝いなどです。
以前は6年間、カーメンテナンス用品の販売をしていました。
転職を決めた理由は、自分では精一杯やっているつもりなのに「努力が足りない」と責め続けられたり、売上目標に追われたりする日々に精神的な限界を感じていたからです。
介護の仕事なら人の温かさに触れられ、販売で身につけたコミュニケーション力も活かせると考えて新しい道に進むことにしました。
介護の仕事は認知症のお客様の対応など大変なこともたくさんありますが、心に寄り添ったケアを行い、笑顔や元気な姿を見られたときに大きな喜びを感じています。
最初に抱いていた不安とリアルな日々
転職直後は、未経験の介護現場で本当にやっていけるのか不安でいっぱいでした。
身体介助でお客様を傷つけてしまわないか、急変時に適切な対応ができるのか毎日緊張していました。
特に入浴介助や移乗介助は、手順を一つ間違えれば大きな事故につながります。
「自分のミスで誰かを傷つけたらどうしよう」という恐怖心が常にありました。
実際に働き始めると、覚えることの多さに圧倒される日々が続きます。
お客様一人ひとりの身体状況や介助方法、服薬管理など、頭がパンクしそうでした。
ここで学んだのは、転職すれば今の悩みは解消できても、新しい職場では別の問題が出てくるということ。
すなわち環境を変えることは問題を解決するきっかけではあるが、根本的な解決にはならないということです。
不安を解消するために取り組んだこと
不安を減らすために問題から逃げるのではなく立ち向かおうと思い、まず「完璧を目指さない」と決めました。
分からないことはその場で先輩に聞き、一つひとつ確実に覚えていくことを優先しました。
帰宅後は介助手順をノートにまとめ、お客様ごとの注意点を書き留めて復習。
このノートを見返すことで、頭の中が整理され、翌日の業務に落ち着いて臨めるようになりました。
また、先輩の介助を見学させてもらい声かけのタイミングや身体の支え方など、細かな技術を盗むよう心がけました。
実際にやってみて失敗したら、すぐにフィードバックをもらって改善する。
この繰り返しで、少しずつ自信がついていきました。
「不安は成長している証拠」と前向きに捉えることで、プレッシャーが学びの機会に変わっていったのです。
今つらいあなたに伝えたいこと
もし今「仕事をやめたい」と思っているなら、それは決して甘えではありません。
むしろ自分の気持ちに正直になれている証拠です。
わたしも辛い日常から逃げ出したいと思い転職し、今はやりがいを持って仕事をしています。
しかし、必ずしもすべての人が転職に成功するとは限りません。
転職先が、今よりも厳しい環境である可能性もあります。
大切なのは感情的に辞めるのではなく、冷静に状況を見極めることだと思っています。
今の環境で改善できることはないか、転職すれば本当に状況は良くなるのか、一度立ち止まって考えてみてください。
信頼できる人に相談したり、転職サイトでほかの選択肢を調べたりするだけでも、視野が広がります。
後悔しない選択をするために、焦らず自分と向き合う時間を作ってほしいと思います。
立ち止まることは、前に進むための大切なステップ
わたしが転職して学んだことは、環境を変えることは問題を解決するきっかけではあるが、根本的な解決にはならないということです。
新しい職場に移っても、自分自身の考え方や向き合い方が変わらなければ、新しい問題に直面したときに解決できない可能性があります。
大切なのは環境の変化をきっかけに、自分自身も成長していく姿勢を持つことです。
後悔しない選択をするために、次のポイントを意識してみてください。
- 感情的に辞めず、冷静に状況を見極める
- 今の環境で改善できることはないか考える
- 転職すれば本当に状況は良くなるのか立ち止まって検討する
- 信頼できる人に相談して客観的な意見をもらう転職サイトでほかの選択肢を調べて視野を広げる
一度立ち止まって自分と向き合う時間は、決して無駄ではありません。
それはあなたが前に進むための、大切な準備期間なのです。
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