<簡単な自己紹介>
ペンネーム:こはく
性別:男
年齢:30代後半
現在の活動:SE(システムエンジニア)
「仕事を辞めたい」
「もっと自分に合った職場で働きたい」
「嫌な上司と早く離れたい」
そんな嫌な思いを抱きつつ、日々働く人も多いのではないでしょうか。
私自身もシステムエンジニアになりたての頃は不安や不満でいっぱいでした。
実際結果が出ず、自暴自棄で1ヵ月で体重10キロ増えた時期もあります。
「こんな心身であと数十年働いていけるのだろうか..」
迷走していた時期もありましたが、あるキッカケから人生を軌道修正できました。
今回は私の実体験をもとに、働く方の悩みや不安に寄り添っていきます。
働き方改革・売り手市場・コンプライアンス体制の整備など、以前よりも職場環境は改善していると言われています。
しかし冒頭にあるとおり、まだまだ満足して働ける人は少ないはずです。
本記事を読んでいただき、少しでも気持ちが晴れやかになってもらえれば幸いです。
<仕事の内容>
SE(システムエンジニア)と聞いてピンとこない方は多いと思います。
簡単に言うと、以下の流れです。
1.お客様から要望があった機械やシステム(アプリや画面など)の内容を聞く
2.希望をもとに仕上げていく
3.問題なければお客様へ完成品を渡す
4.お客様へ提供した機械やシステムのサポート対応をする←私は主にここの経験が長い
実際はさらに細かいですが、おおまかに分けると上記のとおりです。
<就職した経緯>
私が就職した2010年代はIT技術が急速に進歩した時期です。
最も注目されたのはスマホでした。
今では私たちが当たり前のように利用しているものの、当時は誰もがうらやむぜいたく品でした。
そんなIT業界が注目されたのを背景に「一念発起してIT社長になろう」と意気込んだのです。
「IT社長=世の中のトップ」と思い込み(実際は違う)、単純な理由からIT業界に入りました。
情報系の大学へ進んでいたのも理由の一つです。
<仕事の不安や不満>
華やかな業界・職場をイメージしていましたが180度違いました。
私はIT業界の花形である、機械やシステムをつくる仕事をしたかったです。
蓋をあけてみると、私が担当したのはお客様のサポート対応でした。
言い方を換えると「クレーム対応」です。
作成したアプリやシステムにはかならずと言っていいほど、問題点が出てきます。
その問題点の一次受けを私は担当していました。
当時「カスハラ」のような言葉はありません。
罵詈雑言は当たり前、一人のお客様に対して6時間電話対応した時期もありました。
(今ではかんがえられない世の中でした)
体力に自信があった私ですら、フラフラになりながら働いた記憶があります。
「すべて会社を立ち上げて社長になるため」
入社時の思いを胸に、日々仕事へ邁進していました。
しかしそんな状態で働ける長期間働けるはずもなく、私はとうとう職場で倒れる事態に…
<今後の仕事に対する期待・解決方法>
気が付いたら職場の休憩室で寝ていました。
疲労がたたり、体に無理がきかなかったようです。
「もう10分くらい休んだら仕事に復帰できるかな」
言葉をかけてきたのは直属の上司でした。
「倒れたのに10分休んだだけで復帰?この上司は人の心がないのかな?、大丈夫?の一言もないし」
そんな思いが駆け巡ったのは今でも覚えています。
距離を取りたい上司と3年間、四六時中一緒にいたのも倒れた原因かもしれません。
私はこのままではお先真っ暗と思い、行動に出ることに。
まずは「担当部署の長」に相談しました。
直属上司のさらに上にあたる人物です。
倒れた事実を伝えるとともに、機械やシステムをつくる側にまわりたいと要望を出します。
素直に
「もう体も心も限界なので部署を移動させてもらえませんか」
と言いました。
「人材配置の兼ね合いもあるから少しだけ時間がほしい」
そう言われて、2週間が経過しました。
(「2週間も待つのか」と思いましたが、異動できる期待をむねに頑張れました)
結果、2週間後に開発部門(機械やシステムを作る側)へ異動できたのです。
開発部門へ異動できてから、私は快適な毎日を過ごせました。
もちろん仕事内容は厳しいですが、やりがいがあって楽しいです。
それから今に至るまで、私はものづくりの現場にいます。
社長にはなれていませんが、日々成長を感じて過ごしています。
<仕事に悩んでいる人へのアドバイス>
「仕事が嫌だ…こんな毎日耐えきれる気がしない…」
そんな思いがあるのであれば、以下の手順で行動に出るのがおすすめです。
1.異動を申し出る
2.転職を視野に入れる
まずは異動を申し出てみるのが一つの手です。
異動すると
「嫌な上司から離れられる」
「職場環境を変えられるチャンスがある」
などのメリットがあります。
私は異動で人生を変えられました。
部長もしくは人事へ直接言うのが良いです。
そのほうが話は早くまわり、行動に出てくれます。
万が一異動を断られた場合、転職も視野に入れてみましょう。
体を壊しては仕事ができなくなります。
そんな状態へ陥る前に環境を180度変えるのもおすすめです。
転職エージェントへ相談すれば、自分に合う仕事も見つけてくれます(体験談より)。
<まとめ>
仕事に100%命をかける必要はありません。
人生、体が資本であり自分に合う仕事・職場はどこかにあるはずです。
まずは自分の心に手を当て、素直な気持ちで行動に出てみましょう。
一歩踏み出せば、光が見えてきます。
コメントを残す